4月8日は花祭り
こんにちは。
仏教会事務局長の佐藤です。
仏教会の活動が2年近く停滞していましたが、今年度から再起動いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて4月8日は花祭り、仏教の開祖・お釈迦さまの誕生日でした。
全国のお寺では花祭りの行事が行われたことと思います。
私も大学の帰りにお寺に立ち寄って、甘茶をごちそうになりました。
今年は桜の開花とタイミングがあったので、桜の花を愛でながらの花祭りとなり、とてもきれいでした。
訪れたのは天昌山光源寺という浄土宗のお寺。
このお寺には約6メートルの巨大な観音様があり昔から信仰を集めています。もともと約5メートルの像が元禄10年に建立されたが、それは東京大空襲で焼失し、現在のものは平成5年に再建されたそうです。

さて本堂をお参りすると、花飾りがとてもきれいでした(写真)。

お釈迦様の誕生像に甘茶をかけていると、お寺の方が「甘茶、召し上がっていかれますか」とお誘いの言葉。お言葉に甘えて一杯ごちそうになりました。「甘茶って、すごく久しぶりだな」と思いながら、つい「甘茶って、お茶に砂糖を入れてるんですか?」と、とんでもない素人質問をしてしまいました。お寺の方は、甘茶の葉やツルを煮出して作ります、と丁寧に教えてくださいました。
「私は東洋大学仏教会で事務局長をやっておりまして」と挨拶をすると、「東洋大学の方は、地域とお寺との関りを調べるために、お祭りにきてくださっています」とのこと。おそらく国際地域学部か社会学系統の学部と推測しました。本当だったら仏教専攻の人がこういうことに関心を持たなければならないのに、申し訳ない思いを持ちました。
さて、東洋大学の昔の花祭りはどうだったのだろうと思い、東洋大学の前身である哲学館発行の雑誌の記事を調べてみると、明治25年(1892)に哲学館有志が斯文学会堂で釈尊降誕会を実施し、講演会を行ったとあります(『天則』4-11、19頁)。講演は当時、有名だった島地黙雷(1838-1911)という僧侶が「諸法実相」というテーマで行っています。講演の内容は、文章が難しいので、今の人にもわかりやすくするために加工して後日、お知らせすることにします。
これからホームページを充実させていきます。よろしくお願いします。
佐藤 厚