オシャレな韓国の仏教音楽(1):シムプルギョ(心仏教)

 事務局長の佐藤です。

 私は音楽や歌が好きです。その関連で仏教系の音楽にも関心があります。最近、YouTubeではいろいろな国でAIを使った仏教音楽の動画が作られています。とくに韓国でオシャレな仏教音楽のサイトがあることを発見したので、いくつか紹介することにします。

 今日、紹介するのは韓国のシムプルギョ(心仏教)というサイトの『法華経』です。

 妙法蓮華經 序品①(漢文) (別サイトに飛びます▼)

(画像:シムプルギョ・『法華経』サイトより)

これは漢文『法華経』の韓国語の音読にメロディが付いたものです。日本語で言えば、漢文「如是我聞、一時仏在・・」の音読「にょーぜーがーもん、いちじーぶつざい・・」に曲が付いたものです。メロディは仏教音楽というよりはKPOPポップス調でとてもオシャレです。ボーカルは女性の声。おそらくAIだと思いますが、聴いていてとても心地よく、内容がわからなければ、カフェで流れているようなオシャレな音楽に聞こえます。またAIで描いた(と思われる)イラストも素敵です。

 サイト主は「MZ世代、多様な色が存在する仏教音楽チャンネルです。」と言っています。このサイトでは『法華経』のほかに『般若心経』、「光明真言」(*1)、「薬師如来疏真言」(*2)など、韓国仏教でよく読誦されている経典を公開しています。これは現代人の感性に適合した新しい宗教芸術、宗教文化だと思います。

(*1)「光明真言」:不空訳『不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言』(大正蔵19・606b)に説かれる。日本語では「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まにはんどま じんばら はらばりたや ふん」と読み、韓国語では「オム アモガ バイロチャナ マハムドゥラ マニ パドゥマ ジュバラ プラバルタヤ フム」と読む。

(*2)「薬師如来疏真言」:金剛智訳『薬師如来観行儀軌法』(大正蔵19・25b)に説かれる。日本語では「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」と読み、韓国語では「オム フルフル チャンダリ マトンギ スバハ」と読む

佐藤 厚

(感謝! 画像:Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像)

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